皆さんこんにちは!
GWはいかがでしたでしょうか?
なんだか10日もあると変な感じだったなー。
(注:公開日は遅くなりましたが5月中旬に作成しております)
僕たちはGW前に燃え尽きた先生を看病するのに忙しかったですー
嘘つき!先生の隣で一緒に昼寝してただけでしょ!
そんな休みで眠っていた脳に!今回は!!
久しぶりにお勉強っぽいことやっていくよ!(; ・`д・´)
わーいわーい♪
最近めっきりお脳を働かせてなかったから
水分たっぷりでもうぷるっぷるですよ!
いや、少しは自習もしようね。
確かにここ3か月ちょっと新しいことしなかったし僕も反省してるよ?
でも、たまには君からネタ振りしてくれてもいいのよ?!
そんなー先輩を立てているんですよ~
なんて後輩の鏡°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
さて、自分を美化してるのはほっといて本題に入ろうかな┐(´д`)┌
クールくん、今年は予防接種をしてもらいましたか?
そーですね!
ついこの間受けました。
そうですか。
ではその予防接種はどんなものでしたか?
もう、やだなあ!
ワクチンに決まってるじゃないですか!
そのワクチンってどんなやつ?
え!?
ワクチンって種類があるんですかΣ(゚д゚lll)ガーン
っていうと思ったよ。
実際はうまく伝わってない現状もあるよね。
それも踏まえて勉強していこう!
はーい!
ではさっそくさっきのことですけど、
実際にはどういったワクチンがあるんですか?
今のところ日本においては大きく分けると
『狂犬病ワクチン』
『混合ワクチン』
の2種類だね。
ふむふむ。
それぞれどう違うんですか?
ざっくりいうと、
『狂犬病ワクチン』⇒人の命を守るためのもの
『混合ワクチン』⇒接種する動物の命を守るためのもの
だね。
命って言われるととっても重たく聞こえます…
そうだね。でも、それくらい大事なことなんだ!
まずは『狂犬病ワクチン』について説明していくね。
このワクチンは狂犬病ウイルスの一種類だけのワクチンだよ。
接種に関しては生まれてからずっと年に一回と定められているよ。
もしかして4月ごろにお役所さんからくる手紙のやつですか?
よく知っていたね。
自治体に飼い犬登録があるとお知らせが届くようになっているよ。
役所の方でどこの誰がどんなワンちゃんを飼っているかが登録しているんだ。
もし注射をしているのにそんなお知らせ見たことないっていう方は
登録が済んでない可能性があるので一度獣医さんに確認してもらいたいな。
登録・注射は狂犬病予防法という法律で義務付けられているよ!
へー!!
僕らの住民票みたいなやつがあるんですね。
でもなんで登録や注射の法律まであるんですか?
それはね、この「狂犬病」がとっても恐ろしい病気だからなんだ。
犬という字を使っているけれど、
実際には人を含めた哺乳類全体が感染する病気で
なおかつ発症すればほぼ100%死んでしまう。
これだけ医療が発達した現代でさえ、いまだに有効な治療法が
見つかっていない。
うわー!
なんておそろしい病気…
かかったら助からないんですね。
そうだよ。
今でもこの地球上では年間およそ5万人の人がなくなっているといわれている。
そのほとんどがアジアやアフリカで発生している。
元気な時から狂犬病ワクチンを接種して、
発症や感染拡大を防ぐことが大事なんだ。
そのために犬には厳密な管理が必要で、注射や登録が義務付けられているんだ!
ん?でもなんだかおかしくないですか?
哺乳類みんながかかる病気なのに
なんで僕たち犬だけが対象になっているんですか?(´-ω-`)
日本という国の狂犬病との闘いの歴史も関係しているみたい。
今現在日本は狂犬病という病気は存在しない。
でも、昔は日本にも狂犬病は発生していて、
1920年頃はまだ年に3500件ほどの発生があったといわれているよ。
家畜伝染病予防法という法律が作られて、
犬にワクチン接種を義務付けたところ、たった十年でその数は半減したんだ。
そのあとの戦争とかがあって予防がうまくいかなくなった時は
発生が増えたりもしたけれど、
戦争が終わって1950年に狂犬病予防法という法律になり、
予防を再徹底するようになった結果、1956年を最後に日本国内での発生は
認められなくなったんだ!
こういった背景から犬の予防をすることが大事と考えたんだろうね。
しっかりと制度を作ってやっつけてくれたんだ!
そのおかげで僕らは怖い病気にかからなくて済むんですね!
でも、やっぱり変ですよ。
なんで今日本にない病気なのに注射しないといけないんですか?
なかなかいいとこついてくるねぇ…
それには日本の輸入の状況や検疫も関係しているみたい。
ちなみに日本以外狂犬病の発生がない国はあって、
イギリスやアイルランド、アイスランドなどほとんどが島国だ。
中には狂犬病ワクチンの接種を行ってない国もある。
それじゃあ日本も注射しなくてもいいじゃないですかー?!
そういうわけにはいかないんだよ~( `ー´)ノ
ちなみにイギリスは検疫(輸入物に対する検査)が日本より厳しいんだけど
そんな国でも狂犬病の侵入を許したことがあるんだ。
ただでさえ
日本は狂犬病が発生している国々からたくさんの動物を輸入している。
狂犬病の潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)は半年程度と長いから
すり抜けてしまう可能性もある。
それを考えると完全に侵入を防ぐことは難しいよね。
だから仮に入ってきても対応できるようにしておこうということなんだ。
時々ニュースでも小動物の密輸入の話もありますもんね!
そう考えるとやっぱりしっかり予防注射をすることって大事ですね(*’ω’*)
狂犬病ワクチンの大事さをわかってもらえたかな?
みんなが注射をすることで日本の安全性が保たれているんだ。
これからもみんなの力で安心安全な国にしていこう!
今日はこれでいったん講義は終了♪
まだまだワクチンの話は続くよ!
次回は『混合ワクチン編』です。
公開までまたしばしお時間をくださいm(__)m