さーて、今回は前置きなしに早速行ってみようか!
前回は『狂犬病ワクチン編』でしたが今回は『混合ワクチン編』です!(; ・`д・´)
よ!
待ってました!
早速ですが、混合混合っていうけれど、いったい何が混合なんですか?
狂犬病ワクチンは『狂犬病』っていう
病気の原因ウイルス一種類だけに対応するワクチンで
混合ワクチンは『いくつかの感染症の原因になるウイルスや細菌』に
対応するワクチンなんだ。
あ、犬だと5種とか8種とか9種とかっていうやつですね。
前から疑問だったんですけど、この数の違いは何なんですか?
なんか先生はアウトドアに行くかどうかを飼い主さんと話してた気がします(‘ω’)ノ
そうそう!それが混合ワクチン。
数の違いについては後で解説していくね。
まずは混合ワクチンて何が混合されているの?ってところから始めよう。
混合ワクチンに入っているものの中にも分類があって
『コアワクチン』と『ノンコアワクチン』というものに分けられるんだ。
聞いたことない言葉がさっそく来た( ̄д ̄)
そんなカタカナ言葉ばっかりじゃ、なんもわかんないですよぉ!
まあまあ落ち着いて。かみ砕いて言うと
『コアワクチン』はみんなに感染の危険性があるから接種する必要のあるもの
『ノンコアワクチン』は感染の危険性がなかったり、
可能性がとっても低い場合には接種する必要のないもの
と定義されているよ。
え、接種しなくてもいいワクチンがあるんですか?(´Д`)?
実はそうなんだ。
でも実際は日本においてはなかなかそうはいかない面もあるんだけど。
まずは『コアワクチン』なんだけど、その中身は
犬の場合
・犬ジステンパーウイルス
・犬アデノウイルス
・犬パルボウイルス2型
猫の場合は
・猫汎白血球減少症ウイルス
・猫カリシウイルス
・猫ヘルペスウイルス1型
のそれぞれ3種だよ。
むむむ…
突然ウイルスの名前ばっかりで結局よくわかんないです(´;ω;`)
次に『ノンコアワクチン』の中身だけど
犬の場合
・犬パラインフルエンザ
・ボルデテラ
・ボレリア
・コロナウイルス
・レプトスピラ
猫の場合
・猫白血病ウイルス
・猫クラミジア
・ボルデテラ
・猫免疫不全ウイルス
だね。
だから難しいですって!
そんなんじゃ全然伝わってこないです~(# ゚Д゚)
ごめんね(~_~;)
中身の名前だけ紹介させて!別に覚えなくてもいい!
どうしても話の流れとして必要なの( ノД`)シクシク…
それぞれの病気についての細かい話はやめておくから!
(あ、これもしかして話を短くしようとしてるな…)
わかりました~、細かいところは先生に聞くかググっておきます~
ありがとうね(*’ω’*)
で、混合ワクチンの数字の意味の話に戻るんだけど、
一般的によく使われているものの内容としては
犬の場合
①ジステンパー
②犬アデノウイルス2型(これ1つで2種の効果あり)
③犬パラインフルエンザ
④犬パルボウイルス
⑤犬コロナウイルス
⑥レプトスピラ(カニコーラ種)
⑦レプトスピラ(イクテロヘモラジー種)
⑧レプトスピラ(グリッポチフォーザ種)
⑨レプトスピラ(ポモナ種)
5種なら①~④まで、6種なら①~⑤まで、8種なら⑥抜きの①~⑧まで、
10種なら①~⑨まで全部を含んだものになる。
猫の場合
①猫ヘルペス1型ウイルス(猫ウイルス性鼻気管炎ウイルス)
②猫カリシウイルス
③猫汎白血球減少症ウイルス
④猫白血病ウイルス
⑤猫クラミジア
3種なら①~③まで、4種なら①~④まで、5種なら①~⑤まででといった感じだね。
(上記の内容はあくまで一般的なワクチンの例です。)
うーん…
このワクチンのつくり方からすると犬は5種まで、猫は3種までが基本セットで
あとはオプションですよーっていう考え方でいいんですか?
その考え方でいいと思うよ!
特に犬のレプトスピラに関しては野生動物のいるところで感染の可能性がある。
だから先生が「アウトドアとか出かけますか?」って質問しているんだ!
なるほど!やっとつながりました!
あれ?でも猫ちゃんの方はいいんですが、
僕たちワンちゃんのワクチンは『コア』と『ノンコア』が混ぜ混ぜですね。
接種しなくてもいいものを最初から混ぜているなんておかしいですよ?(´・ω・`)
そうなんだ。
パラインフルエンザはノンコアワクチンなんだけど
子犬のころに感染しやすい咳の病気(ケンネルコフ)の予防を期待するもので、
日本においては比較的重要と考えられているからなんだろうね。
実際先生もお家に迎え入れる子犬ちゃんの咳はよく見るよって言ってた!
ちなみに海外のワクチンだとコアワクチン、ノンコアワクチンだけで
まとめたものがあるから選択的に注射ができる。
へー!
海外のものはわかりやすくて合理的ですね。
でも、ノンコアだけのワクチンなんているのかな?
ワクチンって年に一回なんだからそれこそ日本の5種とか8種のほうが
わかりやすくていい気がしてきました。
実はノンコアワクチンは1年程度しか効果はないけれど
コアワクチンは3年程度効果が続くことが判明しているんだ。
もちろん個体差はあるけれどね。
そう考えると今年はコアワクチンは無しで、ノンコアワクチンだけ接種の年って
こともあり得るんだ。
実際イギリスでは成犬においてはコアワクチンについては
3年未満の間隔で打つべきではないとされているそうだよ。
そもそもワクチンは元は病気を起こすウイルスだったものを弱めたり、
形を変えたりしたものだから体に負担をかけてしまう。
場合によってはワクチンアレルギーを起こすこともあるし。
ワクチンの実施方法は国によって事情が変わってくるんだけど
ここ何年か日本の獣医さんも活発に議論をしているところで、
毎年ワクチンを打たないでいいっていう考え方は広がってきている。
なんと!
ワクチンは毎年打つものだと思ってましたよ!
先生も「インフルエンザの予防接種はしんどくなるときあるから嫌なんだよな~」
って言ってたけど、確かに体に負担のあることを無理にしないほうがいいですもんね!
でも本当に数年に一度で大丈夫なんですかぁ?
なかなか鋭いね!(*‘∀‘)
さっきも言ったとおりだけどやっぱりそこはワクチンとの相性だったり、体質にもよる。
3年以上効果が続く子もいればもっと早くに効果が切れてしまう子もいる。
だからうちの先生としては
毎年『抗体検査』(病気に対する抵抗力を調べる血液検査)を行って、
数値が不十分な子はワクチンを接種する、十分な子は接種を見送る
という方法がいいんじゃないかな~って言ってた!
ただしペットホテルやドッグラン、トリマーさんによってはどうしても
ワクチンの証明書を必要とするところも多いから状況に応じて接種を考えるべきだね。
そんな検査もあるんですね!
だったら毎年ワクチンの度にしんどくなるって言ってた友達がいるので
教えてあげよう!( ..)φメモメモ
それだけじゃない。
最近は高齢の動物たちが増えてきているし、
ワクチンによる体の負担は避けるに越したことはない。
これは若い子もお年寄りも同じで、採血させてくれる子なら検査のほうが
はるかに負担が少なくて体に優しいといえるんじゃないかな。
ぼくも負担が少ないほうが助かります!!
さて、今回の『混合ワクチン編』いかがでしたか。
話はいろいろな方向にわたりましたが、
混合ワクチンについては接種することも大事だけれど
必要以上に接種せず体に負担をかけないことも大事と考えます。
医療技術の発達に伴い、いろいろな固定概念が覆されています。
ここ最近で大きく変わりつつあるワクチンについての考え方を
ピックアップしてみました。
皆様に興味を持っていただけると嬉しいです。
はい!クールくん、今回のまとめよろしく!
今回のまとめ
・混合ワクチンはコア、ノンコアの成分を混ぜたワクチン
・混合ワクチンは生活スタイルによって種類を変える
・コアワクチンは毎年じゃなくてもいい
・ワクチンで守れる病気に対する抵抗力を調べる検査がある
長々と話したけど、確かにざっくりまとめるとそれぐらいだね(笑)
話をひろげすぎなんじゃないですか~?(。-∀-)
でも枝葉のある話のほうが理解しやすいとおもうんだ~
だからそれをまとめるためにブログ更新が遅くなるんですよぉ…
でもいいの!ちょっとたのしいから(´・ω・`)♪
まぁ僕も嫌いじゃないですけどね☆
これにてワクチンのお話は終わりです!
これを読んで疑問がある方もいらっしゃると思います。
そんな時はお気軽に先生に聞いてくださいね!
ブログの感想も教えてくれると嬉しいって先生が言ってた(^_-)-☆
次は難しい話はお休みにして久々のお友達紹介でーす♪
看板犬のつゆちゃんを紹介します!!
お楽しみにぃ~(^_^)/~~